*とりとめもなく旅のハナシ。*
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 今日はちょっと趣向を変え て、ワタシの例の旅行について、とりとめもなくおしゃべりしてみること にしてみました・・・
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 そう、今日はイヴなんですね。平成3年のイヴ、ワタシは例の旅行の最中 で、確かマレーシアの小さな村の小さなカソリックの教会を覗きに行って いた様な気がするのですが・・・自分の「旅日記」を開いてみましたが、 残念ながらその日の記録は残されていませんでした。

 写真機も持ち歩いていなかったので、写真もありません。でも、写真や日 記に記されていないコトの方が実はよく思い出したりします。しかし、それ は「思い出す」というのにはあまりにもつたない、たよりない記憶で、まる で、まだことばを知らない小さな子どもの頃に見た夢を思い出す様なものな のです。

暑い国ばかりを移動したせいでしょうか?

 どんな旅のどんなシーンも、本当にワタシはそこに居たのかどうか怪しく なってしまう様な、実は見た夢を思い出しているのではないかという様にぼ んやりと、でも映像だけはしごく鮮明に、そして、カラダの方はもっと鋭敏 に、そう、ワタシは今正に、まだあのうだる様な湿気て重たい空気を吸い込 んでいるんじゃないか・・・それどころか、ホントはまだ、ワタシはそこに いるんじゃないか・・・と錯覚してしまう程リアルな記憶が蘇るのです。

 ワタシは、多分、今でもあの東南アジアの不思議な闇に飲み込まれている のかもしれません。

 ・・・それ程ワタシにとって「あの」旅行は、ずっとずっとよく出来た夢 の中をただよっていたような、それとも長い長い夢を見た、という記憶だけ が確かな様な、現実離れしているのにリアルな「体験」となっているのです。

 しかし、実際は、一月分の旅費(10万円)で約2年、ユーラシア、オセア ニアをくるっと移動してしまったのですから、それはとても苦しく辛いキ ビシイモノでした。  毎日、毎日、「明日こそ、明日こそ帰国(かえ)ろう。」と決心するの に、「明日」になってしまうと又、重たいザックを背負って歩き出してし まう・・・そんな旅でした。

 そんなハードな旅(と言ってもワタシが出会った何人もの「旅の強者」か ら比べたら、本当に稚拙な旅行なのですが)をしたワタシに、幾人もの人が 「旅の仕方を教えて欲しい」と問いかけました。

 実際、ワタシ自身、日本を出て10年という旅の師匠について旅のノウハウ を吸収したのですから、多分、旅するコツみたいなものは伝えられると思う のです。

 只、ワタシは旅行・・・旅、というのは、旅するのよりも、終わらせる方 が難しい、と思うのです。そしてそれは誰からも教われない・・・そして 「旅」そのものは、正にその終わらせ方を学ぶために旅する様な気さえするの です。

 旅、というのはその内容よりも終わらせ方で決まる、ワタシはそんな気が します。

・・・というワケで「旅したい」と思ったらはじめてみて下さい。始めるの は比較的簡単です。その際には、旅の「あって便利な七つ道具」をインフォ メーションします。(ワタシでよければ)メールでも下さい。

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