*大阪万博3/3〜太陽の塔〜
(メールマガジンでお届けに上がる商品のほんの一例です。)
つづきモノです。
1回目と、2回目もアルよ!・・・今回は、オマケ窓がいっぱい!(^▽^)/


 んで、オーラス太陽の塔ね。
 アレね〜。(ちょっと、小さいけどコレね。)

 あれ、ショーゲキだったっすねー!!

 万博から帰って間もなく、例の保育園で牛乳ビンとかに紙粘土をくつけて色塗ってニス塗って・・・っていう花瓶をつくったんだけど、みなさんが、お花やお人形の花瓶をつくっているトコロ、(こんなの)ワタシはモーレツにあの、“太陽の塔”をつくったね。

 ビンもそれっぽい(さっきのよりは大きいけど、小さい。こんなかんじ。)、円錐形のを選んで。

 でも、サスガに岡本太郎のバクハツしたゲージュツ、保育園の“お友達”の方々は、誰もそれが「太陽の塔」だってわかってくれない。

 センセイすら、ワタシを奇異な目で見て、いくら“万博で見た塔だ”と(ゆーよーなコトを)言っても相手にしてくれない。

 もっとも、当時のワタシには「万博」も「塔」っていうボキャブラリーも無かったから、非常に伝わりにくかったんだけど。

 ボキャブラリー、っていえば、「金色」っていうコトバも知らなくて、絵の具に「太陽の塔の顔の色」(こんな)がなかったから、一生懸命センセイに説明して、やっとわかってもらえたみたいなんだけど、わかってもらえたからって、八坂保育園には金色の絵の具が無くて、しかたなく、キイロで代用したんだけど。

 しかも、ワタシは、塔のてっぺんに着いているその金色のお顔(コレだッ!)の印象がどうも強かったらしくって、塔全身が金色だったって、カンチガイしてたんだよね。(恐らく、ワタシの頭はあのキンイロに支配されてたんだろー)

 んで、ワタシの「太陽の塔」は金色がナイから全身キイロで塗りたくられていて、ま、コレで(「太陽の塔」だって)分かれ、ってほーが無理だったのかもしれないんだけど。

 でも泣きながらその花瓶を持って帰って、お母さんに(コレが一体ナンでアルか)ワケのわかんない説明で説明したんだけど、きっと分かってくれっこないって思ってたのに、「分かるよ、万博のアレでしょ」と尚も説明しようとするワタシを制してイッパツで分かってくれて、すんごい嬉しかった。

 後にも先にもあんなにも嬉しい承認を母から貰った覚えは無いようにオモウ。


 小さい頃の思い出って、語彙が無いばっかりに相手に伝わらなくてじれた記憶がすっごくあるんだけど、コレもその代表かな。(もっとも「大人になって、語彙が増えれば何でも相手に伝わる」なんて子どもの頃の幻想だったけどさ。)


 でも、ワタシは去年大阪行くまで、太陽の塔って、昔自分で作った花瓶のまんまの認識だったんだから、それもスゴイよな。(ちなみに、こんなだった。“お友達”の作品と見比べて見よう。)


 「太陽の塔」の生みの親、岡本太郎を例のげーじゅつはバクハツだっ!!のCM以来、すんごくバカにするネタが沢山TVで流れましたが、子どもの心を(っていうかワタシだけ?!)一目であんなにがっちりとつかんでしまうなんて、やっぱ、彼は天才なんだな〜ってワタシはオモいますよ。いや、マジで。

 言語や老若男女、国境なんかとっくにコえちゃってる、あの岡本太郎センセイのバクハツぶりは、まさしく“芸術”、クマさんの似非ニセ“ゲージュツ”なんかとは、天と地の差、月とすっぽん、とにかく比べモノにならないっ!
・・・とワタシはおもーな。・・・いかがでしょ?

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