* 不 思 議 な テ ィ ー *
(メールマガジンでお届けに上がる商品のほんの一例です。)
今日はお土産のお土産話し(^-^)です。

さて、現地の人へのお土産・・・というかプレゼントや物々交換の為のアイテムですね。何が喜ばれるか?(注:古いお話しなので旅の情報というよりは「お土産話」として楽しんで下さいネ。)

ワタシが印度に旅行した時はボールペンが重宝されました。何故か皆ボールペンを欲しがっていました・・・と言ってももう10年近く前の話しなので、今では見向きもされないのかもしれませんが(^_^;)。

その時は普通のボールペンでも十分重宝されたので、色が色々出るボールペンなどは非常に珍しがられました。ワタシは5色のを持って行ったのですが、みな珍しがって手にとって見ていました。お金+ボールペンで結構良い買い物が出来たと思います。

反面、意外にもあまり値打ちが出なかったのが計算機でした。旅先で知り合った人は500円位のぺらぺらの計算機を沢山貨幣変わりに持って行ってたのですが、もともとの値段以上にはならなかった様でした。但し、その方の持っていったタイプは電池式の為不人気だった様で、現地の両替商の人のハナシではソーラータイプのだともっと値打ちが出ると言うことでした。

物々交換と言えば、ケニアに行った時、マサイ族のおばちゃんがワタシが持っていったユニオンジャックが変形した模様のバンダナ(新品)を気に入り、それに少しのお金を足してマサイの伝統的な首飾りと交換したコトがありました。

その首飾りは、幾重にもビーズを重ねて、丁度土星の輪の様な感じで編んだもので、一番外側には日本の千鳥にそっくりなかざりが付いていてとても手の込んだ素晴らしいものでした。

後で現地の事情に非常に詳しい日本人の旅行会社の方(奥様はマサイの方です。)にそのコトを話したら「よく、それっぽっちの金額で交換してくれたね〜!」と、とてもびっくりされました。
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さて、東南アジアではとてもポピュラーで、しかも現地ではちょっと高級品なのに日本本土ではお手頃な、日本製のあるモノがあります。それはなんでしょう?

答えはネスカフェ。

そう、インスタントコーヒーのアレです。

"味の素"もポピュラーな食品ですが、アレはそれ相応の値段で手に入る様で、まぁ、頂けば嬉しいものの一つなんでしょうが、ワタシはネスカフェはダントツに喜ばれるのじゃないかナ〜と密かに思っています。

東南アジアではお茶はチャイとかテーとか色々に言うのですが、まぁだいたいあまーいミルク・ティが主流で、屋台なんかでみんな気軽にいつでもちょいちょいと飲んでいます。

お茶の屋台は、只お茶を飲むってだけでなく大切な社交の場、コミュニティーとしての役割をになっている様でした。

余談ですが、ジャワ島でその屋台のお茶を飲んでいる時、とても美味しいお茶がありました。しかも、リクシャーワーラー(人力車夫)がよく飲む一番安っすいお茶、日本だと丁度飯場においてあるヤカンの番茶みたいな存在のお茶です。

あんまり美味しいので一袋(片手の手の平に乗る位の小さな四角い包みでした)買ったのですが、現地の価格からしてみても安価な葉っぱでした。

それを飲んでいる時、ふと気付いたのです。「コレ、アイスで飲んだ方がおいしいぞ」って。

その瞬間にワタシの遠い舌の記憶とそのお茶の味が一致しました。なんと、そのお茶は大塚製薬の「ジャワティ・ストレート」にソックリだったのです。なるほど、そう言われてみればここはジャワ。

・・・思わぬ所で「ジャワティ・ストレート」の原価を知った様な気がしたワタシでした。

さて、ネスカフェ。

マレーシアのバトパハという所のあるお宅におじゃました時、そこのおウチの方がお茶を出して下さいました。

「お茶ですよ!どうぞ!」

とすすめてくださるのですが・・・どうもお茶の色がアヤシイ。ポピュラーなミルクティでもなく、かといってストレートティとも違うような・・・と躊躇していると、その方は大変自慢そうに

「ネスカフェですよ!」

と言ったのです。なるほど、言われてみるとそれはインスタントコーヒーをうす〜く、うす〜く煎れたものでした。

旅仲間の間でも「何故東南アジアではネスカフェは究極に薄く煎れるのか?!」というコトについて話し合ったコトがあるのですが、どうも有力な説は、「やっぱりもったいないから」薄くいれるのだろう、というコトでした。

まぁ、他のお宅でもだいたい結構裕福そうなお宅ではネスカフェの薄く煎れたモノを出して下さったので、その説が結構信憑性がありそう・・・でも、ワタシ的には一般的なお茶(紅茶)に見た感じも風味も近づける為にわざとうすーく煎れているのだと思っているのですが・・・はて。

ともあれ、次回旅する時は、ネスカフェの小瓶かドリップ式のモノをいくつか持っていこうかナ、と思っている私です。お土産にしても良さそうだし、そこから話題が生まれるかも・・・

そういえば香港で日本語教師をしている時、フリー会話のクラスで日本茶を煎れた所、大変喜ばれ、話題も色々広がって日本茶のティーバッグのお陰でとても楽しい時をすごせたコトもありました。

でも、生徒さんから

「先生、来週は着物を着てきて下さい。」

と言われた時は流石に困ってしまいましたが・・・(^_^;)。

ccc