*「あすこいら辺」*
(メールマガジンでお届けに上がる商品のほんの一例です。)
 実家の市の郊外にあるショッピングモールへ行った。

 いつ行っても「あそこら辺」はスゴイ。以前民放で「巨大ホームセンター激戦区」として取材されていたけれど、ホントに、スゴイ。オーストラリア並だ。
 私はアメリカで現地に住む日本人の方に「これぞ、アメリカ」というデッカイスーパーに連れていってもらった事があったが、全く動じなかった。自分の地元のスーパーの方がよっぽどでっかかったからだ。なんだかソンした気分だった。

 私の帰省先はものすごい車社会で、正に車は「一人に一台」、18歳になると県から無条件で運転免許が送られて来るのだ。(と言って信じた人が今までに4人いる)当然店舗も大駐車場完備の大型郊外店舗になる。

 外国のスーパーのでかさで驚いたのはオーストラリアのケアンズの郊外にあるでっかいでっかいスーパーだ。何しろ土地が余っているので平屋だ。そこに食料品も日用品も服も並べられているのである。試着室にたどり着くまでに5分弱かかった。靴なんか2種類位しかない。でも小さいサイズから上は30cm位まで5mmきざみに全く同じデザイン、全く同じ青色のパンプスが、4段、横にズラリと陳列されている。その様は壮観ですらあった。

 しかし最近の「あそこら辺」は更に進化を遂げた。「平屋化」も進み、ただでさえオーストラリア並にデッカイスーパーなのに、それが2つ3つと群をなすようになったのだ。ホームセンターの天井は高く、ガソリンスタンドは外資のセルフサービスの店が並ぶ。オリーブオイルなんかガロンで500円位で買えるのだ。日本じゃないみたい。物価も安いし、治外法権か、タックスフリーの植民地か?

 一体どこなんだ、「あそこら辺」は。