*私だって少女だよ。*
(メールマガジンでお届けに上がる商品のほんの一例です。)
 TVの暴走族やらドロボーやらを捕まえる番組を見ていて思いだした。それは私がまだ地元の信用組合で働いていた頃のハナシである。ある日、私にケーサツから電話がかかってきた。

警察>おたくの盗まれたバイクね、あれ、見つかりました。
私>へ?私?バイク?盗まれたんですか?
警察>ええ、盗まれてますけど・・・
私>え?盗まれてませんよ?
警察>いえ、盗まれてます。それでそのバイクがね・・・
私>?ええと・・・ちょっと待って下さいね(庭を見に行く)
私>あ!盗まれてますね!はっはっは・・・・
警察>それでね、そのバイクね、見つかったので取りに来て下さい。

 というワケで職場の駐車場でケーサツと待ち合わせをした。どうやらそのバイクは職場の駐車場に私が置き忘れていて盗まれたらしかった。(←だから盗まれてなくても自宅の庭にあるわけないゾ。)

 盗まれたバイクはYAMAHAの白のパッソーラというスクーターで、まぁ、どこにでもあるおばやんスクーターでんな。

 トコロが、ケーサツが持ってきたソレはどっからどーみてもヤン車
シートにはショッキングピンクのチンチラがはられ、白だった車体もナゼかショッキングピンクと白のツートンに・・・(しかもはみ出てる!)
 ハンドルの付け根からは、なんかコードもはみ出てるし、後ろの方にはナニか天に向かってそそり立つアイテムが・・・・

私>コレ・・・どーしたんでしょーか・・・
警察>まぁ、少年がやったコトですから・・・
私>コレ、直してもらえないんでしょーか・・・?
警察>まぁ、少年がやったコトですから。
私>で、ダレが盗んだんでしょう・・・?
警察>まぁ、少年がやったコトですから。
私>・・・・・(コレ、私に直結して乗って帰れってゆーのかよ?!)

少年がやったコトですから。はっはっは

 と(本当に何度も)言ってケーサツは変わり果てた私のパッソーラを置いて去って行ってしまった。

・・・・・おまえら、私がコレ乗って帰る時、パクんなよな!

 と心の内で叫んだ。

 当然私は職場の笑い者。

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