この時期になると思い出すのですが・・・ ワタシは高校生の時、ずっと『7-○』というコンビニでバイトしていました。その最初の年かな?お正月に働いたコトがあるんです。 ---- トコロで、ワタシは7-○のおシゴトって結構好きだったんですが、中でも好きだったのがお弁当の陳列でした。
色々なカタチのお弁当をなるべく多く、美しく、そして見やすく取り出しやすく陳列するの作業は、ワタシにとってはとても楽しいことで、いつもついつい思わずアツくなってしまったモノです。
慣れとは恐ろしいもので、7-○でバイトしてた時とその後3年間位は、自分でコンビニに買い物に行くと、弁当棚の前あたりで急に意識が遠のき、気付くとお弁当でテトリスをやっているコトもしばしばでした。
そんな風に無意識にお弁当を並べ替えてしまうだけでなく、時にはお客が入ってくると同時にいらっしゃいませ・・・なんていうコトも(^_^;)。←客はオマエだっつーの。 ---- さて、"その"日もワタシはいつものよーに朝っぱらからバイト先の7-○で無心にパンを並べていました。いつもより量があったので、すごくやりがいがありました。
ふぅ・・・いつもながらスバラシイ陳列ぶりだ。ワタシはパンだなの前で一人ご満悦でした。しかし・・・気付くと足元のパンケースは空でした。
や・・・やばい。つい全部並べてしまった。
実は、パンを並べる前店長さんに「お正月はパンやさんがお休みになるから、このパンは二日分なの。だから全部一遍に出さないでね。(ケースの中に)半分取って置いて、残りは明日出してね。」 と言われていたのです。
そう、今日は元旦の朝。
ううっ。 (せっかくきれーに並べたのに・・・このゲージュツのよーな陳列美を・・・うううっ・・・)
(・・・でも、考えてみたらコレだけの量、一日で売れっこないよな。いつもの4倍くらいあるもん。ん、ん、絶対売れっこない。そうそう、だいたい誰も正月にパンなんか喰わねーって。フツーモチだろ、モチ。)
ということ(にして)、ワタシはその日のお昼にバイトを終えて帰ってしまいました。
そして次の日の朝・・・
やっぱり朝早くから7-○に出勤すると
ミゴトにありません。
いつもなら売れ残りがちのハンバーガーのバンズまできれーさっぱり売り切れています。
(もっとちゃんと考えてみたら当時)正月空いている店なんて何処にもありませんでした。コンビニだって、その辺ではそこ一軒だけだったのです。
“朝7時から夜11時までに必要な品物は何でも揃う”(実はそれで7-○って言うんですヨ。)がウリのハズの7-○なのに・・・ウチはパンがない・・・ど・・・どうしよう・・・まさか店長さんの言った通りになるなんて。 ・・・ああ、パンがない・・・
ま、その日もお昼で帰っちゃいましたけど。
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